皆さん、こんにちは。
BIG UNCLE STOREです。
ラルフさんちのシャツと、トミーさんちのチノトラウザー🗽🏇
流れ星の如く一瞬で消えていったり、恒星の如く長く輝き続けたり…ブランドによって様々。
ラルフ・ローレンと、トミー・ヒルフィガーはご存知の通り現在も輝き続ける恒星のようなブランドだが、巷の評価には違いがある。
ちょっと深掘りしてみると、面白いことが分かる。
※久々に前説長いので、すぐに商品を見たい方はスルーしてください。
1990年代、ラルフ・ローレンとトミー・ヒルフィガーは「アメリカン・トラッド」を象徴するライバル同士だった。
ラルフさんは1967年の創業以来、一貫して上流階級の洗練されたイメージを保ち続け、単なる服ではなく、カントリークラブや大邸宅での生活といった「物語」を売る戦略をとった。
時代に流されない「タイムレスな贅沢」として評価を確立。
トミーさんは、まだ無名だった1980年代中頃からタイムズスクエアに「自分をラルフさんやカルバン・クラインに並ぶ巨匠」と紹介する大胆な広告を掲げ、巷でも地位を強引に作り出した。
ラルフさんが伝統を守る一方で、トミーさんは若者文化や音楽に敏感に反応し、90年代後半には株価がラルフさんを上回るほどに売れに売れ、ビジネス面でも急成長を遂げたそーです。
確かにココ日本(東京の渋谷・原宿界隈)でもトミーさんのお店が色々あった。
ラルフさんはニューヨーク・ブルックリンの若者グループだったりのヒップホップ層からの支持を積極的に歓迎したわけではありませんでしたが、ブランドが持つ「排他性」や「高価さ」が、逆にヒップホップ層にとっての成功の証となった。
トミーさんは伝統的なWASP(白人エリート)文化をストリートに開放したり、ヒップホップ層のアーティストに衣装提供したり、当時のトレンドを取り入れたりと、90年代のポップカルチャーにおいて「最もクールなブランド」としての評価されたとか。
ラルフさんは90年代の熱狂が去った後も「伝統」という軸があったため、評価が揺らぎませんでした。
トミーさんは90年代にあまりにトレンドを追いすぎたため、2000年代に入ると「古いトレンド」として評価が低迷しました。ただトミーさんの軸はあくまでもアメリカントラッドがあるため、保守的なアイテム展開をしたことで人気が浮上していきます。
どちらも「伝統的な白人エリートの服」からスタートし、ラルフさんは「高級感」を守り続け、頑ななまでの排他性が、かえって「本物の成功」として神格化され。
片や、人種を問わない「全米のクールな若者の服」へと民主化させ、当時のアメリカが掲げた「人種のるつぼ」という理想とも合致し、爆発的な売上を記録したトミーさん。
さてさて、久々に前説が長くなり。
結局のところ何が言いたいかと言うと…
ラルフさんだからといって”全部が全部良いアイテムでなはい”ってのと、
トミーさんだからと言って”侮るかなれ、フツーに良いのもある”ってこと。
今日はそんなラルフさんのシャツと、トミーさんのチノトラウザーをどーぞ。
1990〜2000年代 ラルフ・ローレンのボタンダウンシャツ。
ほんのりとパープルがかった深みのあるダークコバルトとブラックをベースに、イエローとレッドを合わせたプレイド。
生地はミチっと詰めて織られた、2プレイ・コットンブロードを使用。
しなやかながらシャリっとしたドライタッチな質感で肌あたりが良く、着心地抜群。
「2プレイ・コットン」は、2本の細ーい糸を、キツーく撚りをかけた糸で織られた生地で、ほんのりと鈍い光沢、シットリとしなやかな肌触りが特徴の高級シャツ生地として知られてます。
高級生地を使いつつも、ラルフさんらしい絶妙かつ抜群に良いカラーリングを落とし込んじゃう遊び心が流石を越え、唸るんです。
ほんでディテールはいつもスルーしがちなんですがココも地味に良い。
ボタンダウンのエリ、レギュラーフロントの前立てと、ちょっとカジュアルな雰囲気に見せかけ。
バックヨークを狭めにしたりと、ドレスシャツのディテールをシレッと入れてたり。
カジュアルとドレスをミックスした、アメリカントラッドっぽさを1枚のシャツに表現してるんです。
モデル(またはフィット)はお馴染みの「ブレイク」で、1990〜2000年代に作られていたカジュアルシャツでポピュラーなモデル。
肩幅・身幅・アームホールは広い、ゆったりリラックスフィット。
スソのラウンドはゆるく、着丈は長すぎず、バランスの良いシルエット。
サイズはXXL。身長188センチのわたしで、全体的にザックリ着れるサイズ感。
薄手の生地なんで、これから着るのにピッタリ。
ショーツと合わせて、袖を軽ーくまくっていただければ。
お次はさまに”侮ってはならない”1990年代 トミー・ヒルフィガーのチノトラウザー。
ほんのりとフェードした落ち着いたトーンのブラック。
生地はミチっと詰めて織られたチノクロスを使用。
ハリコシがあり、ドライタッチな質感。
シングルボタンのフロント、ジップフライ。
2タック(インタック)、スソはタタキ仕上げ。
てか、トミーさんのでもインタックってあるんすね。
股上は深く、腰回りからワタリにかけて広い、ゆったりリラックスフィット。
スソに向かってほんのりテーパードした、ちょっと丸みのあるワイドレッグ。
ラルフさんで言うと「アンドリューパンツ」と同じ仕様ですが、こっちの方がすこーし丸みのある太めなシルエット。
一見するとフツーのチノトラウザーですが、当時のトレンドをシレッと反映させているのが流石トミーさん。
トミーさんとパッと見で分かる派手なデザインのが象徴的ですが、わたしはこういった至ってフツーのアイテムに、トミー・ヒルフィガーの良さが詰まっていると思ってます。
何でもない何処にでもありそーに見せかけておいて、実際に履いてみるとトレンド感がある。
そんなアイテムこそがトミー・ヒルフィガーの真骨頂じゃないんかと。
このチノトラウザーはまさにそんな1本。
服ってほんと面白いですね。
サイズ合う方に、是非とも試していただきたい。
店頭には、今回紹介したもの以外にも、さまざまなモデル・カラー・サイズを用意しています。
ご自身にぴったりのを、ぜひ探しにいらしてください。
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